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8月2日、東北旅行、雄勝での最終日。
今回、仮設住宅の集会所での演奏を計画していただき、1日の夕方やる予定でしたが河開き祭りと重なったので、日時を変更して出発の朝にやらせていただきました。
いつも思うけど、聴いてくれる人がいなければ、会場があって演奏者がいても演奏会は成り立たちません。
人が集まるのを待って、演奏スタート。
演奏が始まる前、新潟の仮設住宅の集会場で演奏したことを思ったり、
亡くなった父のこと、離れて暮らす家族のことを思ったり、
そして「3日間で忘れられた被災地」である、自分の故郷のことも考えたりした。
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↑撮影:河出岩夫さん
「アカラを聴きたい」と、ライブに来てくださるお客さんは別ですが、いろんな会場でやらせていただいていて思うのは、
「聴きたい曲を演奏してくれるなら、Aさんが演ってもBさんも演ってもいいのよ〜」という方々が結構いらして、それが一般的です。
でも、それでも、演るほうは悲しいかな「自分の表現」にこだわってしまう。
音楽だけでなく、絵、映像、踊り、芝居など、すべての表現者は、「自分」「僕」「私」の表現にこだわり、そのために人生の多くの時間を費やしたりしている。
ひとくちに「音楽」といっても、誰に、どのように響くか‥は分からないので、下手に、聴いてくれる人に喜んでもらうことだけを目的に演ろうとしたり、おこがましくも「誰かを救うために‥」なんて目的で演奏したりすると、結局はどっちつかずの中途半端な演奏になってしまって、すごく「痛い経験」をしたことが過去に何度かあるので、そうなるともう「自分たちの音楽」を精一杯演るしかない。
葛藤もありつつ、我執を受け入れたりしながら、50分くらいだったかなぁ〜、演奏させていただきました。
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↑撮影:平林克己さん
開演にご協力いただいた皆さん、聴いてくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。
あっと言う間の4日間の東北旅行でした。

レポートを読んでくださる方々から、「(どこか行くたびに)いつも美味しいものばっかり食べてるね」というお声をいただくのですが、これは全て、私たちを迎えてくださる現地の方達のお心遣い、まさに「おもてなし」の心なのです。
お会いする皆さん、本当に誠心誠意、心尽くしのもてなしをしてくださいます。
毎回恐縮しながらも、感謝しつつ、堪能させていただきつつ、そういう素晴らしい方々とご縁があるということは、アカラは捨てたものではない、お世話になった皆さんにいつか、大きな恩返しが出来るよう、これからもガンバっていこう!と心に誓うのです。

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