5月、人魚は北方の海でお休みします
ああ、もう先週の木曜のことになってしまった!
4/27(木)、下北沢ピカイチにて、赤星昇一郎さんの語りとのコラボ「赤い蝋燭と人魚」(何回目だったかな?)、ご来場の皆様、誠にありがとうございました!
この日はピカイチ週2回のあけみママのお店の日でした。
初めてのお客様たちと、ご来場3回目のお客様に見守られながら無事終了✨
当日お越しくださったアーティストのご夫婦、高崎彰さんがとても素敵な感想をくださったので、以下引用させていただきます♫
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『赤い蝋燭と人魚』と《二胡》の響き
2023/04/27(木)下北沢の “ Reading Cafe ピカイチ ” に ◇ 赤星昇一郎さんの『赤い蝋燭と人魚』の 朗読と ◇ 中川えりかさんの《二胡》の演奏ライブ を 聴きに行きました…!
この物語は「小川未明」が 1921年(大正10年)に「東京朝日新聞」に連載して話題になったものですが、新潟県上越市大潟区の「雁子浜(がんこはま)」に伝わる『人魚伝説』をもとに作られたものだそうです…!昔の 「旧・袴形村」に まだ「住吉神社」があった頃の 〈水難事故〉がモデルになっていると言われています。
北国の 昏い海に棲む 「人魚の母親」が、人間の優しさに〈 幻想 〉をもち、子どもの幸せを願って、産まれたばかりの「人魚の赤ん坊」を 老夫婦に預けるところから この《悲劇》は始まります…。〈被差別者〉の怨念(ressentiment)と 人間の奥深い〈エゴイズム〉が この作品のテーマとなっています…!
中川えりかさんは 最後にフランス語で エディット・ピアフの“ chanson ” を披露してくださいましたが、雪の日のパリを赤ん坊を抱いて 彷徨う 極貧の〈 放浪者 〉としてのピアフの苦しみ(ressentiment)を 心に 感じることができました…!
私は 帰り道、《二胡》の通奏低音… 〈 北の海の海鳴りの遠い轟き 〉を胸に感じながら この作品の意味を深く考えていました…!
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髙崎彰さん とパートナーの 阿佐谷美奴(髙崎美也子)さんは5月に銀座で夫婦展を開催されます。お時間ある方は是非♫↓
《 奇妙な夫婦展 Vol. 2 》
【会場】『銀座Gallery G2』
銀座1丁目9番8号『奥野ビル』1階
【期日】2023年5月17日(水)〜 23日(火)
【時間】12:00〜18:00(最終日16:00迄)
【交通機関】
◇ JR山手線「有楽町」◇ 地下鉄・銀座線「銀座」 有楽町線「銀座一丁目」出口 11番
5月は「赤い蝋燭と人魚」はお休みとなります。
来月またお会いしましょう!
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